琵琶湖を右に・雨

2004.06.05〜06

夏も近づき、日々気温のあがる今日この頃。
昼間は日差しがきついが、夜の風は実に心地よく
夜食を買いに出た時の気分の良さは異常ともいえる。
夜が暑くなる前に、久しぶりにサイクリングに出ることにした。

当面の目標である名古屋行きに備え、出先での一泊を体験することにする。
とりあえずまだ未開の京都方面、滋賀は琵琶湖まで行くことに決定した。
今回は長距離ということもあり、国道の力を借りることにする。
国道はたいした面白みが無いので、今回写真は少なめなのが残念。

事前知識として、滋賀へ入るには国道1号線もしくは161号線を使うことを知る。

10時過ぎに起床。いつもどおりの準備を整え、家を出発。
先は見えないが、京都へは国道171号線をひたすら進めば到着できるはず。

一日目

朝11:20分 石橋出発

171をひたすら進む。箕面の関西最大級ショッピングモール・ヴィソラが見える。
京都方面へはここまでしか来た事が無いので、この先は未開の地。

11:57 40分ほど直進したところで、京都まであと35Kmの表示。
いきなり直進35Kmとは…少し萎える。

12:35 京都まであと27Km

阪急京都線高槻市駅 

阪急京都線高槻市駅 12:39

一時間を経過したところで、久しぶりに阪急に衝突。
高槻ってどこだろう、と路線図を見てみると…


池田→高槻
池田→梅田まで2時間かかるのに高槻までは1時間なのか…
やっぱり路線図と実際の地図は違うんだなぁ

阪急京都線大山崎駅 

阪急京都線大山崎駅 13:09

国道を走ってるとなかなか駅が見つからない。
駅の写真が集まらないなぁ…


13:13 そろそろ腹が減ったので、道なりの吉野家で昼食。豚丼並一丁。
1分以内に料理がでる決まりのはずの吉野家で、5分も待たされる。
他の客が怒り出して怒鳴っていた。5分くらいおおめに見ろよ。

あいかわらずまっすぐ進む。つまらない。それにしても熱い。日焼けしそうだ。
13:40 京都まであと15Km
ここで大津まであと27Kmの表示も出現。あれ?思ったより近いじゃん…

今回は阻まれることも無く無事を渡る。
そういえば今回はずっと超内陸なのでにほとんどぶつからなかったなぁ。
あとは鴨川と、あー琵琶湖か。大物ばかりだ。

国道沿いには大量のパチンコ屋があり、綺麗な店を見かけるたびに
入りたい衝動を殺してきたが、そろそろ我慢も限界になり
この辺でパチンコ休憩。
巨大液晶が燃えるCRがんばれロボコンで4500円捨てる。
スーパーリーチ7回くらい出たのに全はずれかよ…鬱だ

14:55 京都入り。大津まであと17Km。あれ?このままだとあと2時間で着いちゃうよ?

町並みが京都らしくなってくる。あれは五重塔だろうか。違う?

近鉄京都駅 

近鉄京都駅 15:10

撮り忘れたけどJR京都駅もこの辺。
そういえば今日は駅に着くたびに
学生の団体を見かけるけど、旅行の時期なのだろうか。


道なりに進んで、河原町五条に到達。ここの交差点で国道1号線に遭遇、
そのまま進めば大津に到着するが、
せっかく京都まできたので四条河原町まで行ってみる。
どうせこのまま進んでもすぐに大津についてしまい一泊するには時間が余るので
四条のゲーセンでメダルゲームのパチンコに2000円投資。2時間粘って勝ち無し。…

鴨川
17:17 俺の無駄金使いは…いっそ鴨川に身を投げようか

17:20 五条の交差点まで戻り、大津方向へ。あと13Km

京都までの平坦な道なりは終わった。ここからが今回の旅の本編である。

大津へ向かう山越え。ぬるい道が多かった今回のコースで最大クラスの心臓破り。

ゲゲゲ
17:26 坂の頂上へ到達。ふと横を見るとその景色に圧倒される。さすが京都。

あとは下り坂。下り坂が長い…楽だけど帰り道のことを考えると鬱になる。
既に国道1号線に乗っているので、あとはひたすら道なりに進む。

大津市
17:59  どうやら大津市内に入ったようだ。

事前に調べていた大津の地図を思い出す。
大津市内に入るには1号線もしくは161号線だったが、
たしか琵琶湖沿いを走るのは161号線の方だ。
市内にはいったことだし、とりあえず161号線を探そう…

161
18:01 あった。こっちに乗り換えよう。

この161号線が曲者だった。国道というのは自転車で進める分には
迷うことも全く無く目的地までスマートに辿り着けるが、
161号線は自転車を阻んだ。こんなに露骨に道を奪わなくても…

仕方ないので国道を外れる。いつものことだが、山道で国道を離れると
一気に迷走ムードになるので気が気でない。
先の見えない馬鹿らしい坂をがむしゃらに走り、なんとか161号線に復帰。
かなりの体力を消耗した。

長等トンネル
18:21 長等トンネル
トンネルに阻まれる。自転車道はあるようだが…なんと全長1305メートル
トンネル抜けも初めてだが、いきなりキロ超えには尻込みしてしまう。
中心部に近づくほど気温があがり、心なしか空気が薄い気がする。
実に6〜7分代わり映えのしない道を走り、なんとかゴール

トンネルを抜けると、そこは琵琶湖だった。
琵琶!
18:28
これにはゾクっときた。突然の出現。絶景。でっけー
一気に山道を下り、琵琶湖を眼前に

琵琶!  琵琶!  琵琶!
雄大だ。塩分は無い(と思う)のに塩の香りがする。
そこらじゅうに魚釣りのオッサンがいる。
遊覧船も出てるようだが、ちょっと高い。
しばらく琵琶湖を身ながら休憩し、一泊するには時間があるので
大津市内を散策することにした。

琵琶湖競艇。超絶ビギナーズラックを持つと自負している俺としては
是非一発打っていきたいところだが、
あいにくレースは10日からのようだ。
琵琶湖競輪場は明日やってるみたいだから行ってみようかな…

ハードオフ。現物は初めて見た。プレステ本体が1980円で変える時代か…
赤ずきんチャチャOVAのLDがあったので欲しかったけどLD見れないし…

ぐるっとびわ湖サイクルライン。こんなのが用意されてるのか。
まだ時間はあるし、とりあえず一週を目指してはしることにしよう。

とりあえず161号線を進めば一周できたはず。ということで行動開始。
19:18 道中ものすごくオタっぽい店を発見、800円くらい無駄遣いする。
ほかにもパチンコ屋へ出たり入ったりして、どんどん負ける。死にたい
今月は既にパチンコだけで2万ほどすってしまった…
これはさすがにバイトでもしないと生きていけない。
走りながら、帰ったらバイト探そう、と珍しいことを考えた。

すら161号線を進むも、何も見えてこない。琵琶湖に沿っているのは
たしかなのだが…
20:22 そろそろ腹が減ったので、夕食が食える店を探す。
ココイチとチャンポン屋を発見。どっちにするか迷うが
チャンポンってつまるところラーメンなのでココイチに決定。
ここ二年ほど自作カレー以外食べていなかったので
流石専門店のカレーは美味であった。

このへんで琵琶湖を一周することについて疑問を感じたので、
コンビニで地図を確認。
…全周200キロ以上ある気が…
これは無理だ。2泊になってしまう。やめた。
琵琶湖大橋をわたって琵琶湖の下のほうだけ一周することにしよう。

いかがわしい通りを超え、琵琶湖大橋への道を発見。
琵琶湖大橋
21:28
琵琶湖大橋って有料道路だったの!?自転車も通してくれるんだろうか…

このまま大橋をわたってもよかったが、こう真っ暗では景色も見えない。
よってこの辺で一泊し、明日の朝景色を楽しみながら大橋をわたることにする。

寝るにはまだ早いので、ゲーセンで1時間ほど潰してから寝床を探す。
第一候補
高架の下
ちょっと命が危ないかもしれないので却下。
それにしてもこの高架の落書きは何か芸術的だ。
これは暴走族とかじゃなくてデザインされたものなのだろうか。
第二候補
パチンコ屋の軒下
横にもたれかかれるので楽かと思い一時間ほど休むも眠れず。
第三候補
バス停のベンチ
横になれるのは良いが、国道沿いなのでうるさすぎる。

眠り難いのもあるが、夜が予想以上に寒い。
これでは確実に風邪をひく…
12時を過ぎても眠れないので、とりあえず近くにあったサイゼリアに駆け込み
ドリンクバーを頼んで休憩する。このまま仮眠できればよかったが
2時の営業終了で締め出される。
外に出ると、雨が振っていた。最悪だ。
常時装備のレインコートを着込む。お、これは防寒具になるじゃないか。
レインコートでサウナ状態になりつつ、眠れないにしろ体だけでも休める。


二日目



目が覚めた。どうやら眠れたらしい。時計を見る。
4時かよ
1時間も眠れてなかったようだ…
ベンチで寝たせいで腰が痛いし、これ以上眠れそうにないので
このまま出発することにする。これは死ぬかもしれんね
雨はあいかわらず降りつづけている…

を横目に、琵琶湖大橋へ突入。
琵琶湖大橋から  琵琶湖大橋から
4:41
日の出も近そうだし、晴れていれば綺麗だったろうに…

因みにここにあった琵琶湖の地図を参考にすると
琵琶湖地図
赤線の道で2.5時間くらいかかっている。全周まわるとどうなっていたか…

料金所
4:51 料金所。自転車は無料だったようだ。車は200円。

大橋を抜けて、琵琶湖の裏側(?)に出る。
裏側の何も無さは異常。表側とどれらい差だ。のどかだ。
このあたりは草津らしい。草津温泉があれば行きたいところだが
この雨ではそんな気になるわけもない。
それにしても本当に何も無い。
20キロでコンビニが3件あったかなかったか…
雨が一時的にやんできたところで、琵琶湖美術館を発見。
まだ開館してなかったが、周辺のオブジェに心を鷲掴みにされた。

天を見つめる男・女 解説
語愛 解説
抱擁 解説
伸び  解説
解説
喜び 解説
悩み 解説
願い 解説
誕生 解説
逆立ち 解説

語愛に参加
記念撮影。嗚呼芸術だ。

また雨が振り出した。琵琶湖の向こうが全然見えない。
空と境界が無いので奇妙な風景だ。

6:04 帰帆北橋。裏側のゴール!
まぁ琵琶湖の切れ目がどこかはっきりしないので何とも言えないが…
とにかくこれで表の世界へ帰れる。

広がる琵琶湖
橋の上から。向こう側が見えないと数段広く見える。海かよ

表側へもどってやっと店っぽいのが見えてくる。裏は本当に酷かった。
大津市内へ入る。これで帰路が…

迷った。
国道が見つからない。
ほとんど不眠で体力が底をついている身で雨の中探し回るのは本気でヤバかった。
気を抜いたら事故って死ぬと確信した。
靴を逆さにすると水が出てくるくらい大濡れになってカメラなんか出す気力も無く、
パンをかじりながら死んだようにさまようこと一時間半。

1号線
7:42 国道1号線発見!涙出る
これで最後の山越えさえ成し遂げれば、あとは平坦な道だ…
上り坂下り坂。この体力でよく上り坂が上れたものだ。
下りは数キロに渡っており、多少の体力回復ができた。
が、依然目をつむれば意識が飛ぶようなヒョロヒョロさ。
結果的に行きは161号線、帰りは1号線となったが、正解だっただろう
161号線のトンネルから琵琶湖のコンボは感動に値するし、
1号線の下り坂の距離が異常だからだ。

8:40 大阪まであと55Km

和歌山まであと55Kmの看板を見たあの日を思い出す。
…あと5時間くらいかかるのか?死ぬぞ
まぁこれは大阪市内まで、ということだろうから
実際はもうちょっと短いだろう。そう信じる。

9:22 五条まで戻ってくる。帰ってきた鴨川
あとは171号線をみつけて道なりに進めば帰れるはず。
1号線に沿っていくと難なく171への分岐を発見。
ひたすら走る。
171の大阪⇔京都間でちょっと注意すべきところがあるなら
ここだろう。高槻・物集女・桂・京都へ通じる十字路の高架。
信号が無いのでスロープで移動するのだが
螺旋状のスロープを登るうちに方向感覚が狂ってしまう。
まぁ冷静に考えたら迷わないけど。
それにしても物集女ってどんな地名だ

あとはひたすら進む。来た道を戻るので何の面白みも無く、
雨はやんだが体力の残量が無さ過ぎる。
死ぬ一歩手前で吉野家へ駆け込み豚角煮きのこ丼を食し
なんども倒れそうになりながら石橋を目指す。
雲が晴れて太陽が顔を出すと、昨日思いっきり日に焼けた腕と顔への
紫外線が恐ろしく痛い。
握力が無い。腕は真っ赤になっている。膝が動かない。
そして

1:00 ゴーーール 既に満身創痍だ。


●教訓
・一泊以上のサイクリングの際は、ホテル等真っ当な間所で
きっちり睡眠時間をとらないと死ぬ。
・学生にパチンコは荷が重過ぎる。
・バイトしろよ

とりあえず「なか卯」の深夜バイト(22時〜8時)が時給1100円でかなりよさげなので
電話してみることにしよう。10時間たちっぱなしはしんどそうだが…

●参考

大阪(箕面方面)→京都
171直進。京都n条が見えたら適当に碁盤目に進めばどこでもいける。

京都→大阪(箕面方面)
1号線直進、171乗換え直進。

大阪⇔京都間は坂もほとんど無くかなり楽。とはいえ4〜5時間はかかる。

京都→大津
五条から国道1号線直進。161号線乗り換え、車なら単純に直進可。

大津→京都
国道1号線直進。

京都⇔大津は結構近いので京都民は一度くらい行ってみるべし
そして琵琶湖一周を成し遂げて欲しい。

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